名詞/専有名詞/企業名・製品名
【定義】
富士珈機株式会社(ふじこうき)が製造・販売する、業務用・家庭用コーヒー焙煎機およびグラインダーのブランド名。
高品質かつ信頼性の高い「メイド・イン・ジャパン」のコーヒー焙煎機器として、日本国内はもとより海外のロースターやバリスタからも広く支持されている。
▷ 主な特徴
- 堅牢な構造と安定した熱制御
焙煎中の熱伝達・排気・冷却のバランスが絶妙で、再現性の高い焙煎が可能 - 多彩なモデル展開
半熱風式・直火式・熱風式など多様な加熱方式をラインアップし、目的や嗜好に合わせた選択が可能 - 職人と技術者による手仕事による製造
創業以来、熟練の職人が一点一点調整・組み立てを行う、“匠の焙煎機” - 日本のロースター文化を支える存在
スペシャルティコーヒーの普及と共に、個人ロースターやシェアロースターの導入機種として定番
▷ 代表的製品群
- DISCOVERY(ディスカバリー)
最大200gの焙煎に対応する超小型プロファイルロースター。
家庭用としてだけでなく、サンプル焙煎やプロファイル作成、教育用途にも最適。焙煎の基本を身につけたい初心者から、繊細なコントロールを求めるプロまで幅広く支持されている。
クラシックなデザインと操作性が特徴で、「焙煎の入門機」としても評価が高い。 - R-101/R-301(1kg〜3kgクラスの定番モデル。小規模店舗や研究用途向け)
- R-105/R-305(中型店での業務使用に最適な5kg〜10kgタイプ)
- R-110/R-220(量産型のプロ仕様。大量焙煎向け)
- DISC GRINDER R-440(大型業務用グラインダーとして高評価)
- コマンダー式/サーモコントロール付タイプなどのカスタム仕様にも柔軟に対応
▷ 歴史・背景
- 1949年創業の老舗機械メーカー、富士珈機(本社:大阪府)
- 日本初のコーヒー専用焙煎機メーカーとして、70年以上にわたり喫茶文化とコーヒー産業を支えてきた
- 海外輸出実績もあり、特にアジア・ヨーロッパ市場にて一定のシェアを持つ
▷ 用例
・「うちのロースターはフジローヤルR-101。操作性が良くて初心者にも扱いやすい」
・「焙煎所立ち上げにはまずフジローヤルの導入を検討した」
・「クラフト感のある味わいを追求するには、直火式フジローヤルがしっくりくる」
▷ 関連語
→「自家焙煎」|「半熱風式」|「ローストプロファイル」|「スペシャルティコーヒー」|「R-101」|「グラインダーR-440」


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